24時間365日宇宙を見守る 追跡ネットワーク技術センター
人工衛星や探査機の打ち上げ後に、投入軌道を確認し、データの送受信や監視制御を行うことを「追跡管制」と呼びます。追跡ネットワーク技術センターでは、様々な軌道を通る宇宙機と通信する機会を増やすために、国内外に、パラボラアンテナを設置しています。これらのアンテナを、筑波宇宙センターから24時間365日遠隔で監視制御を行い、宇宙で活躍する人工衛星や探査機のミッションを支えています。同時に、国際宇宙探査に要求される複雑な通信形態や人工衛星のミッション高度化に対応するための新しい技術の開発や設備の整備も行っています。
また、地球周辺の宇宙空間には、使用済みの人工衛星やロケット、その破片などの人工物体「スペースデブリ」が高速で周回し、その数は年々増え続けています。それらのスペースデブリと宇宙機等との衝突リスクを低減するために、スペースデブリを監視・観測し、大事な宇宙機を守る技術の開発にも取り組んでいます。
さらには、スペースデブリを増やさないための技術の開発を通じ、宇宙のSDGsにも貢献しています。
事業紹介
追跡ネットワーク技術センターの主な事業