JAXA -宇宙航空研究開発機構-

宇宙航空研究開発機構
追跡ネットワーク技術センター

事業概要

技術開発(1)通信技術

技術開発(1)通信技術

【遅延耐性/途絶耐性ネットワーク(DTN*1)の技術実証】

  • 「人工衛星と地上」、「人工衛星と人工衛星」間のデータ通信は、長距離で行われ、地球を周回する衛星では数百km~数万km、はやぶさのような惑星探査機では数千万kmになります。
  • そのため、これらの通信では、データの到達時間の遅れ(通信遅延)や、電波が正常に受信できず通信が途切れてしまう現象(通信途絶)が大きな課題となります。
  • DTN技術は、「人工衛星と地上」、「人工衛星と人工衛星」間のデータの受け渡し方法(プロトコル)などを工夫することで、「通信遅延量の増加や通信途絶に強いネットワークを実現する技術」のひとつです。
  • 追跡ネットワーク技術センターでは、米国航空宇宙局(NASA)などの海外機関と協力して、DTN技術の研究と実証実験を進めています。この技術によって、様々な衛星から得た情報を、皆さんが利用しているインターネット環境のように、シームレスに(衛星との距離や通信環境の違いを乗り越えて)利用できるようになります。

*1 Delay/Disruption Tolerant Networking

ホームへ戻る