人工衛星や探査機の追跡管制とは
- 人工衛星や宇宙機の打ち上げ後に、投入軌道を確認し、データの送受信や監視制御を行うことを総称して「追跡管制」と呼びます。
- 地球観測衛星や惑星探査機も、追跡管制を通じて、地球にいる私たちとつながっています。
- 追跡管制は、次の3つで構成される追跡管制システムで運用されています。
●追跡ネットワークシステム …大型のアンテナ(パラボラアンテナ)を持つ国内・海外の「地上局」を、筑波宇宙センター(追跡管制室)から遠隔で運用し、人工衛星や探査機のデータの送受信を行う
●軌道力学システム …人工衛星の軌道決定や軌道予測を行う
●衛星管制システム(※) …人工衛星や探査機の監視制御を行う
- 追跡ネットワーク技術センターでは、追跡管制に必要な設備の整備、維持、運用を行うと共に、それらに必要となる技術やシステム開発に取り組んでいます。
- また、米国航空宇宙局(NASA)、欧州宇宙機関(ESA)などの海外機関と協力して、追跡管制の「新しい技術」や「技術の標準化」の実現にも取り組んでいます。
(※) 衛星管制システムは、筑波宇宙センター(茨城県)や相模原キャンパス(神奈川県)に設置され、各宇宙機管理部門が運用をしています。
写真:(開発中)先進光学衛星 @JAXA
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